●バンド結成25周年なんだけど、やっぱり感慨深いものがある?
加藤:ないよ。夫婦と一緒だよ。
古市:全然、ないよ。
加藤:それが普通だよね。
古市:他のミュージシャンでもさ、そういうときに何だかんだ言ってるのは、あれ、全部、プロモーション・トークだから。
加藤:そう。
古市:フカしてんだよ、だから。だって、あんなに感慨深くなるわけないじゃん。
加藤:だけど同期だったブルーハーツだっていい感じで売れちゃったし、レピッシュだってビクターでガーンって行った時期もあったし。そういった意味ではオレたちはスタートしたとたんランナーの靴が脱げちゃったようなもんよ。
●ははははは。
古市:長嶋流に言うならスタートして捻挫したようなもんだよ。
加藤:ほんとだよ。でもね、足を引きずりながらやってたら、その怪我もいい感じでほぐれてきたって感じだよ。
古市:そうそう。
●スタートラインで捻挫したら普通は引退の危機だよね。だけどコレクターズは25年続けてやってる。
加藤:走ってきたんだよ。
古市:引退しなかった。
加藤:たすき渡す奴がいなかったんだよね、つまり(笑)。
古市:そうそうそう(笑)。
加藤:あとさ、売れた途端にヴォーカリストがたすきを持逃げしちゃうこともあるからね。
古市:みんな持ってっちゃうね。
加藤:調子こいてさ、そのたすきで新しいグループをつくってひっくり返るっていうさ、オアシス・パターンが多いんだよ。まわり見てればさ。
古市:多いね。
加藤:最後はまた再結成みたいなさ。1年稼いでまた終わって。再浮上なし、みたいな。図式は決まってんだよ。クロマニヨンズは偉いよ。ヒロトはね、ブレインが違うよ(笑)。
古市:マーシーも違うよ。
加藤:違うね、マーシーもブレインが。
古市:だいたいギタリストもね、悪い時期にマンション買って怪我するからね。
加藤:オレたちだって売れてたらどうなってたかわかんないよ。
古市:(笑)。
加藤:コータロー君がこの性格だもん。2回もソロ・アルバムをつくって脱走しようとしたからね。
●たしかに(笑)。
古市:あれはつくらされたんだからさ、メーカーに。
加藤:それに関しては悪い過去があってね。岩城滉一とかがレコードを出すじゃん。絶対、本気じゃないんだよ、本人。ああいうのをコータロー君は真似したいんだよね。
●当時、インタビューで「20代最後の記念につくった」って言ってた(笑)。
加藤:でしょ?
古市:あれ、実際さ、メーカーのプロモーションの一環でもあったわけよ。だってオレが言いだしたんじゃないもん。オレはどっちかって言うと、そっとしておいて欲しいタイプだからさ。
吉田仁さんっていう名シェフがいなかったら
レコーディングはできなかった
●最近はソロ・アルバム、聴いてないの?
古市:最近ね、ファースト(『The Many Moods』)が結構好きなんだよ。
加藤:え、また脱走計画?
古市:いやいや(笑)。こないだちょっとライブであの中の曲をやらなきゃならなくてさ。久しぶりに聴いたら良かったね。
加藤:あの頃は金かけてコロムビアの凄いいいスタジオで録ってたもんね。
古市:作品ってクオリティも大事だけどさ、音も重要だと思ったね、あらためて。
加藤:プロトゥールス・レコーディングっていうのがあまりにも手軽でさ、Macと周辺機器さえ持っていれば、ある程度のところまでできるっていうのが定着しちゃったじゃない。だけど、やっぱり安かろう悪かろうなんだよ。
●ああ、そうなんだ?
加藤:オレたちみたいにアナログ・レコーダーの頃からやってたバンドにとってはさ、ビートルズとかの生音のいい感じを聴いていると、どうしてもプロトゥールスで録った何とも……悪い音とは言わないんだけど、鳴ってる生の音とかけ離れた音でレコーディングされるんだよね。
●コレクターズのアルバムでいうと、どのあたりからプロトゥールスに変わってくるの?
加藤:99年の『ビートシンフォニック』まではまだプロトゥールスじゃなくて、デジタル・テープで録ってたの。その頃のデジタル・テープはまだアナログに凄く近くて、生音で鳴ってる音をわりと再現してくれたよね。だから、その頃はコンソール・ルームに入って、アンプの音を聴いててもドラムの音を聴いてても、そんなに違和感はなかったんだけど、最近は、やっぱりコンソール・ルームに入ったりすると「薄いかな」っていうのはあるね。
古市:だけどプロトゥールスなかったら大変だよ、今。
加藤:プロトゥールスなかったらレコーディングできないからね。バンドの数も今の100分の1くらいになっちゃうだろうね。
●業界は不況だからね。悠長にレコーディングする予算なんかない。
加藤:プロトゥールスはあっという間にレコーディングできるからね。すぐに直せるし。あれ、普通に昔のレコーディングやってたら、今の3倍とか4倍、時間がかかる。そしたらもうスタジオ代も人件費も3倍、4倍かかる。とてもじゃないけどCDなんかつくってられない。
●だけど音は昔ほど良くない。
加藤:ある程度の味が保証できたら申し訳ないけど良しとしてくれ、と。ファストフードつくっているようなもんだよ、もう。多少、店によって味が違うかもしれないけど、ある程度のいい印象が残ればいいでしょ?っていう。オレたちはじっくり煮こんで、いいものをつくってあげたいけど、今のご時世でそれをやってたら、正直な話、レコード会社は潰れるね。
●となると、それをリカバーする経験と腕が問題になってくる。
加藤:だから吉田仁さんっていう名シェフがいなかったら、もうとてもじゃないけどレコーディングなんかできない。
●セルフ・プロデュースとかありえない?
加藤:ありえないね。この時間の短さではありえない。考えている時間が仁さんの10倍はかかっちゃう。経験がないから。
●つまり仁さんがこうしようって言ったことはやるしかないわけね。
加藤:やるしかない。一緒に何作もつくってきたという信頼もあるしね。
●プロデューサーの役割って昔よりも重要なんだね。
加藤:自分では灰色の部分が多少あったとしても、仁さんと仕事を始めた頃だったら「ちょっと仁さん、もう一回やらせて」って、コータロー君とかのソロとかでも言うと思うけど、それも仁さんならこうなるねっていうのを予測して「OK.わかった。次の作業、行こう」って。
古市:仁さんだったら最終形がだいたい見えるっていうかね。任せられるっていうかさ。『東京虫BUGS』くらいからは確実にそうだね。
加藤:『東京虫BUGS』から確実にそう。
●だけど『地球の歩き方』はアレンジもふくめてサウンドのビジョンが明確だよね。完成形が見えていて突き進んでいった感じがする。
加藤:見えていたのは仁さんだけだろうな。オレから言わせてもらえれば『青春ミラー』から1年4ヶ月しかインターバルがなかったのに、ライブの数はデビューした頃の3倍、4倍やってる。とにかく時間がない。年取って体力もなくなってる。アルバムをつくればつくるほど曲のネタもなくなってくる。この中で1年4ヶ月でアルバムを出すっていうのは酷だよ。
●しかも前2作の評価は高かった。
加藤:そう。『東京虫BUGS』と『青春ミラー』はかなり好評で、いい作品だってみんなに言われちゃってる。その上に3.11の大震災が起こってすぐレコーディング。もう家も揺れてるしスタジオも揺れてる。世界中が揺れてる。その中でね、レコーディングなんて正気の沙汰じゃなかった。余裕のあるミュージシャンだったら、半年、延期だよね。
古市:延期、延期。
●だけど、いいアルバムに仕上がった。
加藤:結果だね、これはね。こっちはもがいてるだけだもん。
●もがいているようには聞こえないけどね。
加藤:結構、余裕あるよね、これね。
●余裕だし、最初から最後までひとつのストーリーのようなサウンド・アレンジになってる。
加藤:コンセプト・アルバムに聞こえるよね。
世の中が個人主義になればなるほど
コレクターズは強いと思う
●過酷な状況下でのこの完成度って凄いね。だてに25年やってない(笑)。
加藤:意地だよ、意地。オレたちは25周年に間に合わせなきゃいけなかったから。(バンド結成25周年記念の9月25日の)日比谷の野音ライブを見据えてのアルバムだから。
古市:そうそう。それはもう決まってるわけだから。日程は動かせないからね。
加藤:せめて一ヶ月以上前にニューアルバムを出して、みんなに聴いといてもらって、お祝いしなきゃ今年が締まらないじゃん。そんな中でコータロー君はあばら骨を2本折ってさ。
●ははははは。
加藤:ソロがメロウになっちゃって。(初回限定盤の)DVDを観てもらえればわかるけど、「渋すぎるからもっと速く弾いて」って言ってるのに、痛くてギター・ソロが弾けないの。「いてててて」って。ずーっとためてためて弾くようになっちゃったの。
古市:ふふ。
加藤:良かったよ、レコーディング後半で。
古市:そうだね。
加藤:これレコーディングの始めだったら、スーパーメロウなAORなアルバムになったよ(笑)。
●だけどいいテンションのアルバムができた。
加藤:あとね、一番のエネルギーはここ2年くらいの追い風だね。
古市:そうだね。
加藤:ポッドキャスト、ロックの学園、BSフジイ。武道館でライブもやった。なんかこう背中を押されているような空気があって。クアトロのマンスリー・ライブは毎年7年も続いているのに、去年よりもあきらかに動員がいいし。そういうのがあるから余計にこの追い風を逃すわけにはいかないな、というのが頭の中にずーっとあるんだよね。そこが一番のエネルギーだったかもしれない。
●メディアの露出が追い風になるような時代でもないんだけどね。コレクターズはひとつひとつのメディアが見事にはまったよね。
古市:今のネット社会っていうのがコレクターズに合ってるんじゃない?
加藤:かもしれないね。みんなね、マニアックになればなるほどコレクターズの良さがわかるんだよ。だってさ、みんなサブカルチャーなんて言ってて、あんなのオレたちからすりゃサブじゃなかったからね。
古市:全然、サブじゃない。むしろメイン(笑)。
加藤:だから閉鎖された個人主義になればなるほどコレクターズは強いと思う。今回もいいアルバムができたし、次回もその次もずっといいね、きっとね。何つくってもいい。それに来年はデビュー25周年だから(笑)。
●今年は結成25周年で、来年はデビュー25周年?
加藤:コレクターズは2年アニバーサリーって有名なんだよ。
古市:そうそう(笑)。
加藤:セット売りだから。セット売り。
古市:30年まであと5年もあるからね。
加藤:やっとかないと。
古市:ここで5年、待てないからね。
●随分、商売人だね(笑)。
加藤:いいじゃないの。やらしてくださいよ。キャンペーンはらしてよ。ロイヤルホストだって年中カレー・フェアやってんだから。
古市:そうそう。
加藤:カレー・フェアだと思ってよ。
古市:閉店セールと一緒だよ。
●2年くらい閉店セールやってる店あるよね。三軒茶屋の靴屋とか。
加藤:そういうことだよ。
古市:まだほらグレーゾーンの方は知らないから、今年25年ってこと。新しい層に対して25年って言っていかないと。
●物は言いようだね(笑)。
加藤:お祭りしていたいんだよね。それに『地球の歩き方』の内容は『青春ミラー』のさらに上をいったからね。
●たしかにね。お祭りだってしたくなるよね。
加藤:タイトルだけでもういっちゃったもん。
●『青春ミラー』の上をいったね。
加藤:ピンと来たの、もう。コータロー君は直感が働くから、コータロー君に訊いたときも「いいよ、それそれ」って。
●『地球の歩き方』って、たしかにいいタイトルだよ。
加藤:ウィキリークスとか、それまでとんでもないような機密事項も誰もが共有するようなさ、そんな世界に入っちゃったわけじゃない? アメリカも力がなくなって全然駄目で。ようやくね、じんわり21世紀が始まったなあっていうのを実感したの。あとね、iPadにUSBがないって聞いた瞬間ね。「コータロー君、これUSBないんだよ」って言ったら、コータロー君が「次世代なんですよ」って言うわけだよ(笑)。
古市:ふふふ。
加藤:何でもかんでも刺して取り込む時代は駄目だ、と。
古市:そうそうそう。
加藤:「どこかで断ち切らないと駄目なんだ」ってレクチャーされて(笑)。そこでも21世紀を実感したわけだよ。地球の歩き方をチェンジするタイミングじゃないかな、と思って。月の上を歩くときにはつま先だってジャンプして、でも地球を歩くときは転んでばかりで、今までの感じじゃひっくり返っちゃって駄目だよ、バネでボーンって飛ぶしかないなあ、みたいな感じでつくってた。
●価値観の変容を強く意識した結果なんだね。
加藤:それで二番以降どうしようかなって思ってたら、3.11があったんだよ。いよいよこれ地球の上での暮らし方を変えないと駄目だ、これ、全人類共倒れだと思って、二番以降を書いた。だからもう迷わずタイトルにしよう、と。
●これまでのロード・マップがますます意味を持たない時代になったよね。実際に歩いてみないとわからない時代になった。
加藤:グーグル・アースとか出てきて、世界中、旅ができるみたいな感じになったんだけど、最初は面白かったんだよ。台湾の(バンド)旺福(ワンフー)の家の住所を入れて「どんなところに住んでんだ?」とか。だけどやっぱりさ、台湾に行ってみないとさ、臭いもないし何もないし。
古市:最初、面白かったね。
加藤:グーグル・アースも便利だから必要だし、より楽しむためのギアにはなるんだけど、グーグル・アースでトルコ行ったからってトルコ行ったことにならないよっていう。前さ、テレビ番組でローリーとインドへ旅したときも、城塞から下を見たら壁を青く塗った町があってさ、ゴダールの映画みたいでさ。エキゾチックだからちょっと行ってみようよって行ったらスラム街だったの。それ放送されなかったんだよ。行ってみないとわかんなかった。ところが写真で撮ったらきれいだもん。例えば、CDを凝ったものつくったとしたって、最初は面白いかもしれないけど、結局、ライブの臨場感は超えられないのと一緒だよ。
●だけどコレクターズは最初からロード・マップを使わずに音楽シーンを歩いてきたよね。
加藤:オレたちは一度も大手事務所に所属したこともないしさ、ソニーだEMIだエイベックスだって羽振りがよかったようなレコード会社にも所属したことがないじゃない。オレたちがもしガーンと行けるようなことがあったとしたら、まぁピロウズもそんな感じだったけど、同じようにローカル・バンドに夢が出てくるというか、ようやく70年代のアメリカと同じくらいのところまで、ロックの精神的文化水準に達するのかなって思うね。
●25年間やってきたことが時代とアジャストして『地球の歩き方』という作品を生んだのかも。
加藤:例えば、ゴーゴーズとかナックとかチープ・トリックもそうだったけど、連中はアメリカでは全く無名でさ、それが急にヒット・チャートの上の方にボーンって出てきて、なかなかそういう現象って日本じゃ起きづらいし。やっぱどこか大手がさ、昔の芸能風に仕切ることが多かったから、オレたちのやっていることは新しいルールにはなるのかなって思ってる。
●先取りしてたね。
加藤:オレたちはモッズやってる頃から超個人主義だったからね。成長はしてるけど、何も変わってないって言ったら変わってないし。
古市:ずっとブレてないよね。
●たしかにずっとブレてない。
加藤:まわりの連中、見てるとおかしいよね。ブレててね。面白いほどブレるんだよ、これが。やっぱあれかね、目の前に札束とか積まれるとブレるのかな?
古市:そういうブレというよりさ、人間の根底がブレるとかっこ悪いんだよね、だから。札束でブレるのはブレた内には入らないよ。
加藤:お前、ブレちゃうんじゃないの?
古市:いやいやいや。ブレないよ。
加藤:「加藤君、今年はライブやめようよ」とか言い出すんじゃないの?
古市:いやいやいや。ブレるのださいんだよ。だからさ、いつも欲だけで生きてるからブレるんだよ。マジで。
日比谷野音のライブは
バンドじゃなくてみんなのものにしたい
●そうやってやってきたから25周年って言われてもあんまり感慨がないのかも。
加藤:例えばサラリーマンとか町工場のオヤジがさ、30年勤めようが40年勤めようがさ、今日で40年目だなあって思わないよ。定年まで思わないよ。だから25周年だろうが何だろうが関係ないんだよ。
●たしかにね。
加藤:ただアルバムをつくったりするのはいいチャンスなんだよ。「25周年だからおひねりお願いしますよ」って、そういうことだもんね。それよりもね、ポップ・ミュージックをやってる以上、ビートルズが師匠だとしたら、「売れる」という結果が出ない限り、オレたちの中でハードルを越えたことにならないんだよね。そのハードルを越えることの方が自分としてはやり甲斐のあることだしね。
●とは言え、9月25日の日比谷野音はアニバーサリー・モードでやらないといけないよね。
古市:そうなんだよねえ。
加藤:あれも聴きたい、これも聴きたいになる。たまに楽屋で言われたりするからね。「なんであの曲やんなかったんですか?」って。そんなリクエストまで歌ってらんないよ、本当に(笑)。野音も、それこそシェフの気まぐれ選曲だよね。
古市:考えなきゃいけないんだよね、そろそろ。8月中にはセットリストをくれって言われてるからね。舞台監督とかに。最初は新譜中心にって考えてたんだけど、まわりの空気を見てると、とてもそんなわけにはいかないんだよね。
●いかないだろうね。
古市:こないだイベンターの会議に出たんだけど、そのときもなんかすでにアニバーサリーな空気だったから。そこで1曲目は「地球の歩き方」で、なんてとても言えなかったよ。
●殺されるね、確実に。
加藤:「プロモーションかよ?」ってなるよね(笑)。「CDプロモーションかよ、おい!」って。そうだ、思い出した。武道館でフーが新曲やってるときに、コータロー君、トイレに行っちゃうんだから。
古市:うははははは。
加藤:帰ってきて「ババ・オライリー」で泣いてるんだから。それが現実だもん。
古市:それが現実だよ。
加藤:それも受けとめないとね。
古市:オレらがもしアリーナ・ツアーとかやれるようになったらね、自分が歌うときにね、後ろのスクリーンにトイレの行き方出すよ(笑)。
加藤:ストーンズ観に行ったって、新曲のときにどよ〜んとして「悪魔を憐れむ歌」のイントロ始まった瞬間に、みんなウォーッってなるんだから。コレクターズもそれぐらいのキャリアができちゃったからね。
●『地球の歩き方』は別のツアーを組んでくださいよという話だよね。
古市:仕切り直してでもやるから、そっちはそっちで楽しんでもらって。
加藤:『地球の歩き方』からは3、4曲やればいいんじゃない?
古市:そうだね。ヒット・チューンは必要だろうね。メドレーとかにはしないけど。
加藤:「世界を止めて」を聴きたい人も来るだろうし。
古市:シングルをきった曲に関してはなるべくやらないといけないだろうね。
加藤:優先的にね。そういう選曲になるよ、どう考えても。
古市:20周年の野音のときよりもそうなると思う。あのときはハイライトが『ロック教室』のバラードだったり、アンコールで「スタールースター」をやったりとかあったけど。
加藤:当時の新譜だよね。
古市:そのテイストもなくなるよね。新譜も普通に溶けこませたいよね。新譜中心っていうのは、あまりにもこっちのエゴすぎるからね。やっぱりみんなのものにしたいじゃん、野音は。