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ご報告
ナグサトベの本に関しては
さらに無謀なトライアルへと
駒を進めることにした。
結論からいうと、
ぼくらは、ある出版社の
ある賞に応募することにした。
それが最善策だと思った。
この出版不況のなか、
売れるかどうかよりも面白いかどうかで
判断される唯一の場所だと考えたからだ。
声をかけてくれた出版社は
神武との戦記ものに
内容をフォーカスすることで
11月の出版を約束してくれた。
たしかにそうすれば売れるような気がした。
しかし、それを受け入れると、
ぼくらがこの本に取り組んだ動機を
削ぐことにもなるし、
ナグサトベの物語の本質とは
かけ離れてしまう。
またぼくらを支えてきた
古代史ファンや
小薮繁喜さんや神社関係の皆さんも
がっかりするだろう。
一般には売れるかもしれないが、
核を失うことになる。
その出版社の方には親身になって
相談に乗っていただいた。
また、初めてちゃんと文章を
全部読んでいただき、
本当に感謝している。
しかも「この文章は
これで本として完成している」という
お墨付きまでもらった。
本当に苦渋の選択だったが、
ぼくらはさらに茨の道を歩むことに決めた。
ただし、この賞への応募を、
最後のトライアルと決めた。
そして、このトライアルが
駄目だったときには
この貴重な伝承を
いつまでも
抱えているわけにはいかないので、
電子書籍で発表することにした。
取材協力をしてくれた方々には、
なかひらが手作りで本を
製本して配ることにした。
二年後のキンドル日本上陸、
そしてもうすぐやってくる
iBookstore(アップル社)の開業など、
来るべき電子書籍時代
(アメリカでは売り上げがリアル本に迫っている)
の幕開けを飾るには
最高に面白いコンテンツだと思っている。
もしも電子書籍で話題になれば、
きっとどこかの出版社が
手をあげるだろうとも考えている。
どちらにしても、今年の秋には
この伝承を皆さんのお手元に
届けることができる。
ようやく千年の封印を解くことができる。
しばらく時間があるが、待っていてください。
STUDIO M.O.G.代表取締役
森内 淳
しあわせの女王〜古代・紀国の名草戸畔伝説
2006年より古代史探訪団の3人
なかひら まい、小野田麻里、モリウチ ジュンは
和歌山の謎の古代女王・名草戸畔(なぐさとべ)について
調査をはじめました。
摩訶不思議な出会いの連続で
ついに「神武軍に負けなかった先住民」の伝承に
たどり着きます。
和歌山には、
「王権に殺された先住民」という構図を覆す伝承が
現代まで伝わっていたのです。
なかひら まい は、3年半の取材を
原稿用紙400枚のノンフィクションにまとめました。
すでに小薮繁喜さん、小野田寛郎さんの承認も得ました。
この原稿を読んだ小野田さんは
「これで戸畔も浮かばれることでしょう」と
最高の賛辞を、手紙に書いてきてくれました。
現在、原稿をもって出版社をまわっています。
日本の古代史に一石を投じるであろう
『しあわせの女王〜古代・紀国の名草戸畔伝説』の出版を
どうぞ楽しみにしていてください。
タイトル:しあわせの女王〜古代・紀国の名草戸畔伝説
著者:なかひら まい
写真:小野田麻里
取材協力:モリウチ ジュン
内容: つい最近まで、
名草戸畔(なぐさとべ)にまつわる伝承は
どこにも残っていないと言われました。
しかし、なかひらは
小薮繁喜(こやぶしげき)さんが
70年間も守りつづけた、
昭和12年に演じられたお芝居
『名草戸畔』の台本にたどり着きました。
そして、名草戸畔が祀られた神社の宮司家出身・
小野田寛郎(おのだひろお)さんは
2000年間の封印を解いて
名草戸畔の伝承を語ってくれました。
謎の女王の正体とは一体?
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